中華民国（台湾）の建国記念を祝う「双十国慶節（10月10日）」祝賀大会でパフォーマンスを披露するため、まもなく日本の東京農業大学第二高等学校（群馬県）吹奏楽部「エメラルドナイツ」が初めて台湾を訪れる。祝賀大会に先立って8日には、台湾南部・高雄市で演奏を披露する。エメラルドナイツを迎える高雄市では、様々な部署が協力してエールを送っている。2日には群馬へ名産の旗山産バナナを贈った。生徒たちは大喜びで、興奮気味にバナナや練習カードを手にして写真を撮り、「美味しい！台湾大好き！高雄で会おう！」などと口々に叫んだという。陳其邁高雄市長は、「いよいよエメラルドナイツの台湾公演までカウントダウンに突入した。練習は体力勝負。そこで栄養価が高く美味しいバナナを贈った。高雄の果物の美味しさをまず味わってもらいたい。これは高雄が生徒たちの台湾訪問を歓迎することの表れで、声援を送りたい」と説明した。
8日に行われる「エメラルドナイツが高雄にやって来る（中国語は翡翠騎士前進大港）」イベントは、カウントダウンが始まった。日本で公演の準備を進める生徒たちへ、高雄市の歓迎ムードを伝えるため、高雄市は様々な部署が協力して、旗山バナナを贈った。エメラルドナイツはバナナや高雄市が用意したバナナの香りがするカードを受け取ると、写真を撮り、高雄市からの祝福を喜んで収め、高雄への旅を楽しみにしていると語った。心のこもった贈り物を受け取って、高雄や台湾の全市民に最高のパフォーマンスを届けたいと語る生徒もいた。
陳其邁市長によると、高雄市は一年中良質で様々な果物が生産され、バナナは栄養豊富な笑顔と活力の象徴とも言える果物だ。エメラルドナイツの団員に高雄の美味しさを味わってほしいと意気込む陳市長は、最高のコンディションで高雄に来てほしいと願った。高雄市は、農大二高へバナナを贈っただけでなく、高雄特産の農水産物を使った料理も用意し、手作り体験、台湾味あふれる夜市のゲームなどを企画し、遠方から訪れる生徒たちを全力で楽しませたいとしている。 台湾と日本の4校での交流計画もあり、音楽を通じて友情を育み、台湾と日本の若い世代間のより緊密な交流を推進できるよう期待を寄せている。